岡山 :: 唐臼墳墓群の地図とデータ

唐臼墳墓群

データ
名前 唐臼墳墓群
よみがな からうすふんぼぐん
円墳
都道府県 岡山 ( マップ | 一覧 )
所在地 岡山県久米郡美咲町打穴西
駐車スペース あり
交通 - 徒歩

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交通 - 車

中国自動車道「津山IC」降車

周辺情報
タグ 円墳県指定史跡陶棺
注意事項

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紹介文

奈良時代の火葬墓(唐臼墳墓)と、下方に位置する3基の古墳(釜ヤ谷古墳群)からなる複合史跡。

「以下現地の説明板の内容による」
この墳墓群は、昭和40年に発掘されたもので、最も高い位置に奈良時代の火葬墓、その下方に横穴式石室をもつ3基の後期古墳がある。火葬墓には下段6m、上段5mの石列をもった方形2段築成の盛土が認められ、上段中央部には蔵骨器を納める穴をもった花崗岩製の外容器がおかれている。

3基の古墳のうち1号墳から出土した亀甲型陶棺には、横部外面に、白色の顔料が描かれている。

当墳墓群は、古墳時代から奈良時代に至る、我国の葬制、墓制を知るうえで、貴重な遺構である。

posted by seiuchi
updated 2021年06月01日
投稿写真 (30)
山道脇に案内標識山道から見る墳墓群墳墓群の説明板下(3号墳)・左(2号墳)・上(1号墳)
3号墳(下方から)3号墳(上方から)3号墳(奥壁)2号墳(下方から)
2号墳(上方から)2号墳(羨道側から)2号墳(奥壁側から)2号墳(奥壁)
コメント (1)
seiuchi - 2016/12/05 19:50:18

集落から案内板が設置されているので行き易く、見学しやすい環境です。尾根下方から3・2・1号墳の順で、更に上に唐臼墳墓が位置しています。

・釜ヤ谷3号墳
アスファルトの山道脇に標識があり、見上げると説明板が目に入ります。円墳とされているようですが、墳丘、天井石は無くなっています。羨道側は南東方向で、現状の石室長さ5m以上、幅0.9m、奥壁高さ1.1mほどに見えます。

・釜ヤ谷2号墳
3号墳のすぐ西側にあります。円墳のようですが、この古墳も墳丘、天井石が無くなっています。羨道側は南東方向で、現状石室長さ3.1m、幅1.1m、奥壁高さ1.2mほどに見えます。奥壁は巧みに石積みされています。

・釜ヤ谷1号墳
2号墳の北側に見えています。径15m、高さ2.5mの円墳らしく、封土は無くなり天井石が3石露出しています。現状の石室長さ7.5m以上、幅1.7m、高さ1.6mほどに見えます。石室入口に天井石らしき石材が落下していますが、長さ1.2mほどで石室の幅より短いので、羨道周りの石材か天井石が割れたものかと思ったりします。(#^.^#)   墳丘斜面には、天井石らしき石材が見られますが、歪すぎてどの位置に、どんな形で載せられたのか、または未使用品かと首をかしげます。(#^.^#)   奥壁は3段に見えますが、下側2段は割れた感じです。右側壁は胴張の湾曲が見られます。羨道側に石の集積が見られます。何かの台座だったのか、ただの整理に積まれたのかと思ったり。(#^.^#)

・唐臼墳墓
釜ヤ谷1号墳の上側に見えます。下段一辺6m、上段一辺5mの二段築成の火葬墓らしく、真ん中に外容器といわれる石が2石保存されています。中央部に20㎝強の穴があり、そこに蔵骨器といわれるものが納められていたようです。

※遺跡地図では、釜ヤ谷4号墳が東側の丘陵頂部に横穴式石室の円墳が有るようなので行ってみると、現地の丘陵は平坦な開墾地になっていて、牧草地のような土地になっていた。(もう無い?)  そこから一段下がった藪の尾根頂部付近は雰囲気はありますが、墳丘らしきものに辿り着く事は出来ず諦めました。(#^.^#)

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