段ノ塚古墳

舒明天皇が眠るとされる、段ノ塚古墳。宮内庁HPでは、[上円下方墳]だが、実際には八角形墳と上円下方墳を組み合わせたような[上八角下方墳]と呼ばれている。九角形にも近いのだとか。石室内には石棺が二個あり、一つは、舒明天皇のもの。もう一つは、母の、田村皇女のものだとする説が有力です。田村皇女は、どこに埋葬されたのかが不明であり、文久年間の「山陵考」に八角墳の南面が崩壊し石室が露出した際に村人が見た二つの石棺の話とも一致することから、説が有力だそうです。(一つの石棺が縦に置いてあったのだとか。)
横穴式石室
1段目・方形、一辺105m
2段目・方形、不明
3段目・方形、不明(横穴式石室開口部?)
4段目・八角形、対辺間距離約42m
5段目・八角形、一辺4.3m
石室・・・3段目にあると仮定して約24m、日本第二位の超大型横穴式石室。(ちなみに石舞台古墳が19m)
奈良文化研究所webGISにも載っていないので、詳細は不明。方形の下は前方後円形だとみられる。