法寿山古墳群
データ
名前 | 法寿山古墳群 |
---|---|
よみがな | ほうじゅさんこふんぐん |
形 | 群集墳 |
都道府県 | 岡山 ( マップ | 一覧 ) |
所在地 | 岡山県岡山市北区建部町建部上 |
駐車スペース | あり(無料) |
交通 - 徒歩 | -- |
交通 - 車 | 山陽自動車道「岡山IC」降車 |
周辺情報 | |
タグ | 円墳群集墳神社・寺横穴式石室 |
注意事項 | 妙浄寺南側に古墳群の標識と車5台の駐車スペースが有ります |
紹介文 |
法寿山の山頂から、東に建部上の広い水田を望む尾根支脈上や山麓の緩斜面にたくさんの古墳が造られていましたが、現在では24基を見る事ができ、町内最大の古墳群です。 |
posted by seiuchi
updated 2021年08月01日
updated 2021年08月01日
標識にある6基の見学を目的に山道を登っていきますが、一番最初にある32号墳の位置に辿り着くまでに墓地周辺で迷い時間が掛かる。
・25号墳
径11m、高さ2mの円墳で、石室残存長さ5.8m、幅1.2m、高さ1.8m程度とされています。南西に開口する無袖式の石室に見えます。天井石は5石で、右側壁は胴張と持ち送り感があります。床面には不明の石も見えます。
・24号墳
古墳群の中で一番大きな石室のようで、石室残存長さ7.8m、幅1.3m、高さ1.9mとされています。山道脇から墳丘が見え、径14m、高さ2mの規模です。ほぼ南に開口する右片袖式の石室で、天井石6石、奥壁は縦長の鏡石で、右側壁は胴張感があります。床面に大きい物では、長さ0.9m、幅0.5m、厚み0.2mほどの陶棺片が見られます。
・18号墳
古墳の分布図周辺を探すも辿り着けず、諦めかけていたところ、思っていたところよりも下方に有った。径12m、高さ2.5mの円墳で、石室残存長さ6m、幅1.4m、高さ1.6mの規模とされる。南に開口する石室入口の両サイドに石垣状の列が見える。奥壁は鏡石に1段と調整石で積まれていて、石室は四角の形に見えます。羨道下方に大きな天井石らしき2石が落下していますが、大きい方の石は羨道側に使うにしては大きすぎる感じで、実際使われたかどうかと思ったり。(#^.^#)
・14号・15号墳
18号墳から少し山道を登ると、2mほどの小川があり、渡ると白い案内板が上側に見られます。15号墳は径11m、高さ2mの円墳で、石室残存長さ4.7m、幅1.2m、高さ1.8mとされています。天井石は4石、奥壁は2段で、調整石を丁寧につかいスッキリ感のある石室です。14号墳は隣に接していて、径12m、高さ1.5mの円墳で、石室残存長さ3.6m、幅0.9m、高さ1.4mの規模とされています。入口は埋もれ気味ですが、天井石5石、奥壁は鏡石に上側1段積みで、15号墳の石室を小さくした感じです。
・1号墳
民家裏に開口し、右片袖式の石室です。石室現存長さ7.4m、幅1.6m、高さ1.6mの規模。入口側は埋もれ気味ですが、奥壁前は掘り出し跡が残っています。右側壁側の盛土は無くなり、石材が露出し荒々しい景観です。墳丘の北側から東側は残っていますが、裾は開墾で削られています。