熊本 :: 木柑子二ツ塚古墳(フタツカサン)の地図とデータ

木柑子二ツ塚古墳(フタツカサン)

データ
名前 木柑子二ツ塚古墳(フタツカサン)
よみがな きこうじふたつづかこふんふたつかさん
前方後円墳
都道府県 熊本 ( マップ | 一覧 )
所在地 熊本県菊池市木柑子
駐車スペース あり
交通 - 徒歩

JR鹿児島本線「熊本駅」よりバス利用

交通 - 車

九州自動車道「植木IC」降車

周辺情報
タグ 前方後円墳市指定史跡石人・石馬周濠・周堤横穴式石室珍名
注意事項

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紹介文

標高約70m、菊池川を北に臨む台地先端部に立地する前方後円墳。墳丘は現存長約43mだが、築造当時は全長約60〜65m、後円部径30m前後の規模があったとされ、周囲に巡らした2重周溝を含めた総長は100m前後と推定される。葺石・埴輪は確認されていない。後円部の埋葬施設(おそらく横穴式石室だろう)があったと推定される場所は豪快に破壊されており、石室の形態や規模、副葬品等の詳細は不明だが、明治時代に金の胄や陶土の人形などが出土したという。現在、その場所には散乱する石室の石材とともに阿蘇溶結凝灰岩で造られた石人(石製表飾品)が置かれている。石人は高さ約90cm、右腕が欠けているが、短甲を身に付け武装し、両手を腰に当てている姿に見える。左腕は指まで丁寧に表現されており、丁寧すぎたのか指が1本多い。何か特別な事情や機能があったのかもしれないが、今となってはその理由は誰にも分からない。ちなみに、以前は頭部も欠けていたそうだが、その姿を不憫に思った地元の人が修復(別の石を使用か)してあげたそうだ。1998(平成10)年の調査では、墳丘南側で蓋形の石製品や銀象嵌された大刀の鍔などが出土した。 6世紀後半の築造。市指定史跡(木柑子古墳)、1966(昭和41)年指定。

武装石人は1975(昭和50)年に県の重要文化財・考古資料に指定された。見学の際は石人に敬意を払い、握手をした後にさりげなく指の本数を数えてみよう。

posted by 古墳マップ運営
updated 2021年12月01日
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