群馬 :: 采女村10号墳(上渕名廃墳)の地図とデータ

采女村10号墳(上渕名廃墳)

データ
名前 采女村10号墳(上渕名廃墳)
よみがな うねめむらじゅうごうふんかみふちなはいふん
前方後円墳
都道府県 群馬 ( マップ | 一覧 )
所在地 群馬県伊勢崎市境上渕名1020附近
駐車スペース 不明
交通 - 徒歩

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交通 - 車

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周辺情報
タグ --
キーワード

消滅古墳, 円筒埴輪, 形象埴輪, 横穴式石室

注意事項

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紹介文

上渕名雙児山古墳の南方にあった前方後円墳で、墳丘規模は不明ですが、付近一帯の古墳では雙児山古墳に次ぐ規模であるという伝承があるため、数十m規模であったと推定されています。昭和8年末から昭和9年3月にかけて行われた付近での道路工事用の土取り工事により消滅しました。
昭和9年発行の『上毛及上毛人』第207号に、この古墳の削平工事の様子が記されており、以下はその要約です。
上渕名廃墳の末路
昭和8年度より行われている道路改築工事のため、付近に良好な土取り場がないため上渕名の古墳の土を使うことにし、雙児山南方の同様前方後円墳から自動車によって土取りを行っていた。工事前から荒廃した古墳であり石室の残骸とみられる石材が多数散乱していた。昭和9年2月28日にY氏がこの古墳を訪問した際にはすでに大部分は損壊されており、工事を担当していたH氏に許可を貰い、古墳の墳丘や残土から遺物を採集したり古墳について調査を行った。それによれば葺石は見られず、直径15㎝、高さ50㎝程度、二条突帯の円筒埴輪が地表面から1.5mの位置に1m弱の間隔で並べられていたほか、破片ではあるが馬型埴輪や人物埴輪とみられるものも見つかった。また、近隣の住民に聞き込みをした結果、この古墳から出たという唐鍬を入手し、これは崩れた石室から見つけたらしい。

posted by 南。
updated 2025年11月05日
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