福岡 :: 珍敷塚古墳の地図とデータ

珍敷塚古墳

データ
名前 珍敷塚古墳
よみがな めずらしづかこふん
円墳
都道府県 福岡 ( マップ | 一覧 )
所在地 福岡県うきは市吉井町富永653-2
駐車スペース あり
交通 - 徒歩

JR久大本線「筑後吉井駅」より徒歩又はタクシー利用

交通 - 車

大分自動車道「朝倉IC」降車

周辺情報
タグ 円墳装飾古墳(彩色)国指定史跡消滅古墳石室露出覆屋・保存管理施設横穴式石室動物出現珍名
注意事項

マムシに注意

紹介文

県道151号線沿いに所在。屋形古墳群を代表する装飾古墳で、墳丘は失われているが6世紀後半に築造された円墳と推定されている。
古墳の発見は1950(昭和25)年、採土工事中に石室石材(花崗岩)が出土したのがきっかけとされているが、この地には「珍敷塚」という小字名が以前から存在しており、過去に一度発見されていた可能性があるらしい。おそらく、①珍しい壁画をもつ古墳発見、②小字「珍敷塚」の誕生、③墳丘と石室の大部分が破壊され消失、④残された石室石材の埋め戻し、⑤時間の経過とともに古墳の存在が人々に忘れ去られる、⑥1950(昭和25)年に再発見、というカンジだろうか。
埋葬施設は西に開口する横穴式石室で、奥壁と側壁の一部が残るのみとなっている。奥壁は幅約2m・高さ約1m、壁面には船を漕ぐ人や鳥、ヒキガエル、靫、蕨手文様などが赤や青の顔料と岩肌の地色(黄)を利用して描かれている。側壁にも赤の顔料で同心円文が描かれている。
現在、石室石材は温湿度の変化やカビ等による装飾の劣化を防ぐため、保存施設によって管理されている。見学には事前の申込みが必要となる(吉井歴史民俗資料館☎0943-75-3120)。
国指定史跡、1953(昭和28)年指定。
国指定史跡(屋形古墳群)、1986(昭和61)年指定。

・屋形古墳群
http://kofun.info/kofun/911

古墳発見の経緯や地名の由来について、詳細を御存知の方は是非情報提供をお願いしたい。

・参考資料
玉利 勲『装飾古墳紀行』新潮選書1984年
国立歴史民俗博物館編『装飾古墳の世界』1993年

posted by 古墳マップ運営
updated 2021年06月01日
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  • by ゲスト
  • 2012年10月投稿
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