山形 :: 天神裏古墳の地図とデータ

天神裏古墳

データ
名前 天神裏古墳
よみがな てんじんうらこふん
円墳
都道府県 山形 ( マップ | 一覧 )
所在地 山形県米沢市大字長手字天神裏地内
駐車スペース 不明
交通 - 徒歩

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交通 - 車

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紹介文

 米沢市街地より北東約5kmの大字長手字天神裏地内に位置する。古墳は南北に細長く延びる長峰山丘陵の北端部に立地する。古墳は「エゾ穴」と地元では呼ばれ、古代の住居として使用していたと語り継がれてきたようだ。古墳は丘陵の東側に1基だけ確認され、天井石は1枚だけ残存していた。この箇所から奥壁が見え、「エゾ穴」と呼ばれる風景を呈す。現状は山林であるが、ちょうど地主が気を伐採した直後であり、遠方からも墳丘が確認できた。この長峰山は石切場でもあり、凝灰岩の石材を算出してきた。
 天神裏古墳は古墳として成立した後に、数回の削平・破壊され今日に至ったものとみられる。現状から判断して約10mの墳丘を有する山寄式の円墳と推測される。埋葬施設は東南側に開口した横穴式石室で、玄室の天井石や側壁の大半は破壊され、玄室内部に墳丘の盛土を埋め戻している。玄室は残存しているが羨門は完全に失われている。現存する石室から想定される主体部としては、玄室部長さ2.5m・幅1.7m、羨道部長さ2.6m・幅0.8m・高さ推定0.8m~1mを測る。

山形県遺跡番号:202-661

【引用・参考資料】
・山形県遺跡地図
・山形県遺跡番号
・米沢市教育委員会 1999年 遺跡詳細分布調査報告書第12集 米沢市埋蔵文化財調査報告書第65集

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posted by yamako
投稿写真 (3)
天神裏古墳の推定位置天神裏古墳位置図:調査報告書より天神裏古墳の推定位置
コメント (1)
yamako - 2022/05/07 13:30:17

 1999年の調査当時は、木が伐採された直後で墳丘が確認できたそうですが、現在は雑木林になっており、ピンポイントな場所の特定は困難でした。

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