萩ノ尾古墳

標高約37m、諏訪川右岸の台地上に立地する直径約16m・高さ約4mの円墳。埋葬施設は西に開口する横穴式石室で全長約7.9m、玄室・前室・羨道からなる複室構造で、玄室部は巨大な切石を腰石として使用、腰石上には石棚が設けられている。奥壁には赤色顔料を用いて同心円文や三角文、船、盾などが描かれている。以前は側壁にも壁画が存在したようだ。6世紀後半の築造。国指定史跡、1961（昭和36）年指定。

石室は保護施設で管理されているが、古墳から徒歩10分ほどの場所にあるフードショップヒラヤマで鍵を貸し出しており、窓越しに石室の壁画が見学可能となっている。

参考資料：現地説明板　ほか