カロウト山古墳石棺
データ
名前 | カロウト山古墳石棺 |
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よみがな | かろうとやまこふんせっかん |
形 | 不明 |
都道府県 | 群馬 ( マップ | 一覧 ) |
所在地 | 群馬県前橋市三河町2-1-3 中川小学校内 |
駐車スペース | 不明 |
交通 - 徒歩 | 前橋駅より徒歩 |
交通 - 車 | 関越自動車道「前橋IC」降車 |
周辺情報 | |
タグ | 帆立貝式古墳消滅古墳覆屋・保存管理施設移築学校石棺 |
注意事項 | -- |
紹介文 |
中川小学校の南東約1kmの場所に存在したカロウト山古墳(前橋市3号古墳)から出土したもので、凝灰岩を刳り抜いて造られた舟形石棺もしくは家形石棺の「身」の部分である。外寸は全長2.09m・幅0.98m・高さ0.72m、内寸は全長1.62m・幅0.4~0.42m・深さ0.3mを測り、縄掛突起とみられる出っ張りが僅かに残されている。ちなみに「蓋」の所在は不明である。市指定重要文化財、1964(昭和39)年指定。 |
posted by 古墳マップ運営
updated 2023年12月08日
updated 2023年12月08日
カロウト山古墳の石棺蓋石に関する記載を発見したのでこちらに書いておきます。
以下原文ママ
[石棺の蓋石?]此石棺には蓋石が存在しない事は先にも記したところであるが、土地の人に聞くと、「この石棺の蓋石は發掘の時にも見當らないて、之と全く質のの異つた硬い石が載ってゐた」といふ。そしてこの硬い石は石棺と一所に學校へ運んだといふ。學校の先生に「校舎の西の垣に近くある表面の平らな石が之である」と教へられて實測することが出來た。
此蓋石といふのは緻密な安山岩で、長さ三尺五寸、巾二尺六寸乃至三尺一寸、厚さ最大の所が一尺八寸ある。一方だけが平になってゐる。此石は以前は長かつたといふ事であるが、一部分は石屋に割らせて何かの建物の土臺石に使つたといふ事である。(石屋が割つた跡ははつきり判る)。さうすると以前は長さ七尺位あつたらうと思はれる。(後略)
[追記](前略)他は、長側面にある陰刻である。この弧紋が何を表してゐるか知る事が出來ない。(後略)
引用元:福島武雄1923『古墳行脚(石棺之部)』 上毛郷土史研究會「上毛及上毛人」第75号 p.23~24