鏡手塚古墳

標高約250ｍ、粕川左岸の台地上に立地する墳長約28mの前方後円墳。後円部径約17.5m・高さ約3.7m、前方部幅約12.6ｍ・高さ約1.3ｍ、葺石を備える。墳丘は基壇の上に築かれており、周堀を含めた全長は50ｍを測る。埋葬施設は後円部南側に入口をもつ片袖型の横穴式石室で全長約6m、玄室部長さ約3m・幅約1.3m・高さ約1.7mを測る。墳丘上から円筒埴輪や形象埴輪（人物・馬・家など）、石室内から人骨のほか耳環、鉄鏃、刀子などが出土した。6世紀中頃の築造。県指定史跡、1949（昭和24）年指定。
『上毛古墳綜覧』掲載名：粕川村44号古墳

参考資料：
①現地説明板
②群馬県教育委員会『群馬県古墳総覧』2017年5月　ほか