摩湯山古墳
データ
名前 | 摩湯山古墳 |
---|---|
よみがな | まゆやまこふん |
形 | 前方後円墳 |
都道府県 | 大阪 ( マップ | 一覧 ) |
所在地 | 大阪府岸和田市摩湯町 |
駐車スペース | 不明 |
交通 - 徒歩 | JR阪和線「久米田駅」よりバス利用 |
交通 - 車 | 阪和自動車道「岸和田和泉IC」降車 |
周辺情報 | |
タグ | 前方後円墳国指定史跡造出し葺石器財埴輪家形埴輪周濠・周堤 |
注意事項 | -- |
紹介文 |
標高約40mの丘陵先端部に立地する全長約200mの前方後円墳。後円部径約127m・前方部幅約100m、葺石・埴輪・周濠を備える。埋葬施設は未調査のため不明だが、竪穴系の埋葬施設が存在すると推定されている。4世紀後半の築造。国指定史跡、1956(昭和31)年指定。 |
posted by 古墳マップ運営
updated 2024年08月01日
updated 2024年08月01日
築造時期、西暦300年代といえば、まだ大阪平野が河内湖だった頃で、大仙古墳(仁徳陵)や、御廟山古墳(応神陵)よりも古い時代。
それら古市、百舌鳥古墳群が成立するより以前に、大和や河内とは隔たる地に築造された当時最大級の古墳。
地理的、時系列的にも同規模・準ずる墳丘も付近に無く、飛び地(孤立)のような立地は突如、唐突、忽然という感があって、
なぜ?どうして・誰?と想像が膨らみます。
地図や航空写真をみても、壕は盾形でもなく、前方後円の向きも判然としない。
大きな改変を受けているのでしょうか・・等々と。。
行ってみました
墳丘の南北両側には渡堤があるようですが、南の堤の南東詰めの先は密藪で前進困難。
北側道路沿いの摩湯バス停の所には、門柱の先に墳丘に向かうルートはあるように見えるものの、、
門柱は傾き、施錠されたフェンスには「立ち入らないように」との事で、入口だったのは昔の様相。
という事で、可能な限り古墳沿いを歩いて。過去に円筒埴輪片が出土したという淡島神社。
最後に摩湯の集落内にモザイクの一片の様に残るイナリ古墳(陪塚?)を巡ってきました。
神社の奥の社殿は階段を10段程上る高い所に在って、古墳感があります。
イナリ古墳は古い集落の中、盛り土の際まで民家に囲まれ、ひっそりと佇んでいました。
あと、淡島神社には岸和田だんじり祭り:摩湯町の山車の収納庫、だんじり小屋があります。
後日知った事:岸和田自然資料館の主催で、古墳内に入っての自然観察会が不定期に行われているようです。
古墳内の自然観察が主テーマとの事ですが、文化財としての説明、解説もあるようです。定員制、要事前申し込み。
機会あったら申し込んでみようと思います。
線路近くの「久米田駅前」のバス停11時56分のバスで見学予定であったが、時間を過ぎてもバスがこない。電話でバス会社に確認すると、バス停が違う場所にあるようだ。たしかに、バス停の時刻表には11時台空白で56分は未記載であり、この56分のバスのみ交差点「久米田駅前」の近くのバス停らしい。バスは1時間に1本、しかたがないので駅前のタクシー乗り場からタクシーでの訪問となった。(タクシ-代は¥1300位)この古墳は全長約200mの大きな古墳であるが、古墳に入れないので大きさが実感でにない。さらに、古墳の半分には堀があるが、堀のない半分はほとんど見えない。しかし、大きな周濠のある古墳は神秘的で美しい。