戸山原古墳1号墳

標高約90m、中元寺川左岸の丘陵上に立地。直径約15m・高さ1.9～4.7mの円墳で、周溝を備える。埋葬施設は南に開口する複室構造の横穴式石室で、全長約5.3m・幅約2.4m・高さ約2.2mを測り、花崗岩を用いて構築されている。出土遺物は須恵器や馬具など。6世紀末～7世紀初頭の築造。周辺では他にも古墳や横穴墓の存在が確認されており、戸山原古墳群を形成している。町指定史跡、2001（平成13）年指定。

2005（平成17）年3月、福岡沖地震で石室が崩落。財政難で修復のメドが立っていなかったが、2010（平成22）年3月に修復工事が終了し、古墳公園として整備された。

参考資料：現地説明板　ほか