鶏塚古墳

民家の庭先に所在。別名「京泉シトミ原古墳群13号墳」。直径約20m・高さ約3mの円墳で、墳丘上からは円筒埴輪や鶏、琴をひく男性、子を背負う女性など形象埴輪が数多く出土している。埋葬施設は南西方向に開口する横穴式石室で全長約5.7m・最大幅約1.6m・高さ約1.5m、天井部と奥壁には巨石を使用し、側壁は河原石を小口積みにして構築されている。出土遺物は耳環や玉類、鉄鏃、馬具など。6世紀後半の築造。出土品は東京国立博物館に収蔵されている。県指定史跡、1957（昭和32）年指定。

墳丘上にはケヤキの巨木が生えており、その根が石室の開口部付近を覆っている。