掖上鑵子塚古墳
データ
名前 | 掖上鑵子塚古墳 |
---|---|
よみがな | わきがみかんすづかこふん |
形 | 前方後円墳 |
都道府県 | 奈良 ( マップ | 一覧 ) |
所在地 | 奈良県御所市柏原字鑵子山 |
駐車スペース | 不明 |
交通 - 徒歩 | 玉手駅、掖上駅より徒歩 |
交通 - 車 | -- |
周辺情報 | |
タグ | 前方後円墳段築葺石埴輪動物埴輪器財埴輪家形埴輪 |
注意事項 | -- |
紹介文 |
全長約150mの前方後円墳。後円部径102m・高さ17.5m、前方部幅88m・高さ12m、後円部3段・前方部2段築成で、葺石・埴輪列が確認されている。周囲には濠がめぐらされ、前方部南側に直径50m程の円墳が近接する。内部構造は未調査だが、盗掘に遭っており、江戸時代の記録によると長持形石棺が存在したという。5世紀後半の築造。 |
posted by 古墳マップ運営
updated 2023年08月26日
updated 2023年08月26日
JR和歌山線の掖上駅を右に見て行くと、道は緩やかな勾配とカーブで丘陵地へ入り
程なく、小高い丘を切通しで過ぎるとポッカリと開けた所で、農地となっている明確な周濠を隔て墳丘が現れました。
のどかな里山風情の中、大きく立派で品が良い、気品を感じます。
北側の道路から見ると、説明パネルが見え、畔を進みクビレ部付近の墳丘袂に到達。
少しの藪をくぐれば墳丘に入れる感じでしたが、私有地(判然とはしません)のように思いそれ以上は進みませんでした。
後円部の畑に面する裾には、獣除けとみられる電気柵がはられていました。
これ程の規模の墳丘には珍しく、四方を丘陵に囲まれ閉ざされた窮屈な印象。
立地は周りの里山の連なりに阻まれ、北西の奈良盆地はもちろん、眺望はききません。
特に前方部正面は道一本が通じるだけの狭小な凹地で、背後には御所の市街地を隔てる丘陵が迫ってます。
何か、閉ざされた空間。其処だけで完結している空間、不思議な古墳でした。
西の道路から進入すると、古墳のくびれあたりに到着します。当日(2017.9末)は、西側の道は工事中で前方部方面の見学はできませんでした。後円部に沿って北の道を東に進むと、真北あたりの後円部に解説板があります。さらに、先に進み東から見ると整った美しい後円部が広がります。