奈良 :: 箸墓古墳の地図とデータ

箸墓古墳

データ
名前 箸墓古墳
よみがな はしはかこふん
前方後円墳
都道府県 奈良 ( マップ | 一覧 )
所在地 奈良県桜井市箸中
駐車スペース なし
交通 - 徒歩

巻向駅より徒歩

交通 - 車

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周辺情報
タグ 前方後円墳陵墓段築葺石埴輪周濠・周堤伝説・神話
注意事項

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紹介文

陵墓「大市墓」。奈良盆地の東南部、箸中微高地上に築造された全長約276mの前方後円墳。
墳丘の詳細な調査は行なわれていないが、後円部径約156m・高さ約26m、前方部幅約130m・高さ約17m、後円部5段・前方部4段築成と考えられている。表面には葺石が確認されているほか、特殊器台形埴輪や二重口縁壺の破片などが採集されている。墳丘周辺部では桜井市教育委員会や奈良県立橿原考古学研究所などによる発掘調査が行われており、周濠や外堤、墳丘と外堤を結ぶ渡り堤が確認されている。採集された埴輪や周濠部で出土した土師器などから、前方後円墳としては最古級にあたる3世紀中頃~後半の築造と推定されている。

孝霊天皇の娘・倭迹迹日百襲姫命(やまとととひももそひめのみこと)が埋葬された陵墓として宮内庁が管理しているが、邪馬台国の女王・卑弥呼又はその後継者・台与が埋葬されていると考える研究者も多い。

2009(平成21)年5月、国立歴史民俗博物館の研究グループは、周濠部で出土した土師器に付着していた炭化物を、科学的手法を用いて分析した結果、240~260年頃のものと推定されると発表。出土状況から古墳が築造された同時期に廃棄されたと考えられ、箸墓古墳が248年頃に死亡したとされる邪馬台国の女王・卑弥呼の墓である可能性が高いとした。科学的裏付けによって古墳の築造時期が証明されたと評価する声がある一方、慎重な見方をする研究者も多いようだ。

2012(平成24)年、奈良県立橿原考古学研究所とアジア航測株式会社による箸墓古墳と西殿塚古墳(天理市)の3次元航空レーザー計測が行われ、6月に結果が発表された。それによると、4段築成と考えられていた前方部は3段築成で、これまで前面のみと考えられていた段築が側面にも存在することが判明したほか、後円部頂部の円丘を囲む環状の高まりが存在することも確認された。

2012(平成24)年9月、朝日新聞が宮内庁への情報公開請求で入手した資料から、箸墓古墳の後円部上段が大量の石を積み重ねて構築されていることが判明した。

2013(平成25)年2月、宮内庁は考古・歴史系研究者の団体からの要望を受け、箸墓古墳と西殿塚古墳(天理市)の立入り調査を許可。15団体の研究者16人が箸墓古墳の墳丘最下段を一周し、表面観察などを行った。

2017(平成29)年2月、箸墓古墳の前方部墳端や周濠の存在が推定されている範囲の一部が国の史跡に指定された。

2020(令和2)年1月、奈良県立橿原考古学研究所と名古屋大学の研究チームが、箸墓古墳の内部構造を探るため、物質を透過する素粒子「ミューオン」を利用した調査を実施していることを発表した。

posted by 古墳マップ運営
updated 2022年01月13日
投稿写真 (22)
古墳裾部古墳遠景箸墓古墳全景ホケノ山から箸墓を望む
昔使っていた向こう側へ通る道後円部の段前方部から口縁部北側から
無題無題北西側から撮影
  • 北西側から撮影
  • by sera
  • 2014年05月撮影
前方部
  • 前方部
  • by yuki1949
  • 2009年10月撮影
コメント (7)
yasu - 2022/01/13 19:57:24

車で行く場合は、ホケノ山古墳駐車場を利用すると良いと思います。道はそこそこ狭いですが。駐車場から徒歩5分ぐらいで着きます。天皇陵にしては珍しく古墳のけっこう近くまで見学できます。

sera - 2020/02/29 21:06:40

後円部の一番上の段は石で作られているため段数には数えず、
後円部は4段と数えると教えてもらいました。
後円部と前方部は共に4段ですが、段が水平につながっていないため、後から前方部を作成したかもしれないとのことです。

sera - 2020/02/29 21:02:30

箸中ロマン古墳ウォークに参加しました。
池の水が抜かれており、普段歩くことができないところを歩くことができ、ラッキーでした。
写真に下半身の一部が写っていますが宮内庁の人がいて墳丘上から見張っていました。お仕事ご苦労様です。

- 2018/01/14 14:19:39

2017年の年末に奈良に行って来ました。
箸墓古墳は池の水が少しでしたが、水抜きの時期なんでしょうか?一周しましたが、卑弥呼の墓かも、最古級の古墳、色々な想いでなんとも言えない感慨がありました。

yuki1949 - 2013/03/15 21:50:43

ついに、2013.2.20に表面観察のための立ち入り観察が行われたようです。3/6の読売新聞の朝刊(文化面)に今尾文昭さんが当日の模様を寄稿していました。今後も継続して行われるといいですね。なぞだらけの卑弥呼や邪馬台国、少しでも解き明かされるといいですね。それにしても、興味しんしんです。

KOHCHAN - 2010/05/15 14:28:29

 古書店で見つけた内田康夫著「箸墓幻想」(毎日新聞社2001年刊行)を読んで、箸墓古墳やホケノ山古墳のことに非常に興味がかき立てられ、啓発されました。2000年の毎日新聞日曜版にずっと連載されたものらしいです。

yuki1949 - 2010/03/16 22:42:27

卑弥呼の墓とも言われる古墳のイメージどうりで、古墳を一回りし間近に見ることができて、多分に卑弥呼の墓かもとの意識があるせいか少々感激。

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