岐阜 :: 赤保木古墳群の地図とデータ

赤保木古墳群

データ
名前 赤保木古墳群
よみがな あかほぎこふんぐん
群集墳
都道府県 岐阜 ( マップ | 一覧 )
所在地 岐阜県高山市赤保木町
駐車スペース あり
交通 - 徒歩

高山本線「高山駅」よりタクシー利用

交通 - 車

東海北陸自動車道「高山IC」降車

周辺情報
タグ 円墳群集墳県指定史跡公園竪穴式石室石棺棺 箱形武器装身具
注意事項

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紹介文

江戸時代の絵図には9基の古墳が見られ、「九ツ塚」と呼ばれていたが、現在は5基が残るのみである。古墳群は公園として整備されており、説明板と遊歩道が設置されている。

・1号墳は東西17.10m、南北15.00m、高さ3.30mの円墳。
・2号墳は東西12.00m、南北11.28m、高さ3.11mの円墳。
・3号墳は東西3.30m、南北6.54m、高さ1.28mの円墳で、墳丘の一部が崩壊したことにより直刀1振が出土した。
・4号墳は東西5.16m、南北6.66m、高さ1.58mの円墳。
・5号墳は東西11.82m、南北15.42m、高さ2.92mの円墳で、南側の竪穴式石室と石室の北側に隣接する箱式石棺が発見された。南側の石室は全長2.78m、全幅0.85m、深さ現存0.6mで、既に蓋石が抜き取られているものの、床面から鉄剣と鉄鏃3本が出土した。北側の石室は2~3cmの薄い板石を組み合わせた箱式石棺で、未盗掘の状態である。石室、石棺はいずれも5世紀の築造とされる。

なお既に存在しない6号墳からは環頭太刀1振、直刀4振、曲玉10点、管玉12点、小豆玉12点、丸玉1点、金環7点、鉄鏃50本が出土し、出土遺物は熊野神社と日下部家に所蔵されている。

出土遺物は近隣の学習センターにて展示されている。

なお古墳群の被葬者は不明であるが、この赤保木町は大野郡三枝郷に比定されるから、仁徳朝に当地へ到来した大猾王に始まる三枝宿祢に関係したものかもしれない。

posted by private-user
updated 2021年06月01日
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