欠塚古墳

八女古墳群の1基。全長45mの前方後円墳。後円部径30m、前方部幅17m、長さ15m、くびれ部西側には造出しがつく。葺石・埴輪を備え、周溝を含めた全長は58ｍを測る。埋葬施設は後円部西側に入口をもつ竪穴系横口式石室で、玄室部は推定で長さ約3m、幅約1.9mを測る。出土遺物は玉類や鉄鏃、土師器、須恵器など。5世紀末頃の築造。市指定史跡、1992（平成4）年指定。発掘調査時には墳丘や石室石材のほとんどが消失していたため、調査結果をもとに当時の姿に復元された。用地取得の都合上、前方部は実際よりも短く復元されているようだ。

参考資料：
『欠塚古墳』筑後市教育委員会　1993年5月
現地案内板　ほか