奈良 :: 富雄丸山古墳の地図とデータ

富雄丸山古墳

データ
名前 富雄丸山古墳
よみがな とみおまるやまこふん
円墳
都道府県 奈良 ( マップ | 一覧 )
所在地 奈良県奈良市丸⼭1丁⽬1079-239
駐車スペース 不明
交通 - 徒歩

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交通 - 車

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周辺情報
タグ 円墳段築造出し葺石埴輪周濠・周堤粘土槨木棺武器装身具腕輪形石製品石製品・石製模造品
注意事項

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紹介文

富雄川の西岸、矢田丘陵から東に派生する尾根上に立地する大型円墳。明治時代に盗掘され、玉類や鍬形石、合子、琴柱形石製品、石製模造品、有鉤釧形銅製品などが発見されたほか、この古墳から出土したとされる三角縁神獣鏡3面が存在する。4世紀後半の築造。

1972(昭和47)年の発掘調査では直径86mの円墳と報告され、墳頂部で粘土槨が発見されたほか、円筒埴輪や形象埴輪、玉類、腕輪形石製品、武器・武具、農工具、漁具、巴形銅器、筒形銅製品などが出土した。

1982(昭和57)年に行われた墳丘北東側の試掘調査では、周溝や葺石、埴輪が確認されたほか、長さ16m・幅34mの造出しが存在する可能性と古墳の直径が102m前後になる可能性が指摘された。

2017(平成29)年11月、奈良市教育委員会が航空レーザによる三次元測量を実施した結果、直径約110mで3段築成の造出し付き大型円墳であることが判明した。

2023(令和5)年1月、造出し部で木棺を粘土で覆った埋葬施設(粘土槨)が確認され、被覆粘土から類例のない鼉龍文(だりゅうもん)盾形銅鏡と、国内最大・最古となる長さ267センチの蛇行剣が出土したと奈良市教育委員会、奈良県立橿原考古学研究所が発表した。

参考資料:
奈良市教育委員会『現地学習会ハンドブックー日本最大の円墳ー富雄丸山古墳』2022年10月
奈良市HP、現地説明板 ほか

posted by sera
updated 2023年02月06日
投稿写真 (6)
遠景(奥には矢田丘陵)遠景(東側から撮影)登リ口。左がメイン部、右は2号・3号墳部説明板
作業されている方がいます斜面部分
コメント (2)
sera - 2023/02/06 23:52:50

2023/1/28,29の現地説明会の資料が下記で公開されています。
富雄丸山古墳の発掘調査 第6次調査 - 全国遺跡報告総覧
https://sitereports.nabunken.go.jp/ja/130515

sera - 2017/11/15 20:47:33

2017/11/15に奈良市埋蔵文化財調査センターが
航空レーザーによる3次元測量の結果
直径約110メートルの円墳と発表しました。

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