奈良 :: 桜井茶臼山古墳の地図とデータ

桜井茶臼山古墳

データ
名前 桜井茶臼山古墳
よみがな さくらいちゃうすやまこふん
前方後円墳
都道府県 奈良 ( マップ | 一覧 )
所在地 奈良県桜井市外山
駐車スペース なし
交通 - 徒歩

桜井駅より徒歩

交通 - 車

--

周辺情報
タグ 前方後円墳国指定史跡段築葺石周濠・周堤竪穴式石室木棺武器装身具農工具・漁具腕輪形石製品石製品・石製模造品
注意事項

--

紹介文

鳥見山から北に伸びる尾根の先端部に築かれた全長約210mの前方後円墳。後円部径約110m・高さ約19m、前方部幅約61m・高さ約14m、後円部3段・前方部2段築成で、葺石・周濠を備える。埴輪は見つかっていない。後円部頂上、埋葬施設の上部には方形区画があり、それを取り巻くように土師器壺が並んだ状態で出土した。埋葬施設は板石積みの竪穴式石室で長さ約6.75m・幅約1.28m・高さ約1.7m、内部に長さ約5mのコウヤマキ製の木棺が納められていた。既に盗掘に遭っていたが、玉葉や玉杖、鍬形石、車輪石、石釧などの石製品や銅鏡の破片、武器類、工具類などが出土した。3世紀末~4世紀初頭の築造。外山茶臼山古墳とも呼ばれている。
国指定史跡、1973(昭和48)年指定。

2009(平成21)年6月、後円部中央にあった方形壇の周囲で、垣根のような柱列の痕跡が発見された。葬送儀礼を執り行う際の重要な施設があったと推定されている。

2009(平成21)年10月、石室が再調査され、室内に大量の水銀朱が使用されていたことが確認された。さらに、石室内の天井に落書きがあるのも発見された。落書きは埋葬時のものではなく、60年前の調査で石室が開口していた時に、何者かが侵入して書いたもののようだ。

2010(平成22)年1月、奈良県立橿原考古学研究所が再発掘を行なった結果、銅鏡の破片が大量に見つかり、少なくとも13種、81面の銅鏡が副葬されていたことが判明した。ほかにも国内最長となる約8cmのガラス製管玉なども見つかっている。

2011(平成23)年6月、奈良県立橿原考古学研究所は竪穴式石室の北側と東側で副室とみられる遺構を発見したと発表した。遺構は2009(平成21)年の調査で見つけたもので、内部の様子など詳細は未発掘のため不明。今後発掘調査を行うかは未定だという。

posted by 古墳マップ運営
updated 2021年05月01日
投稿写真 (15)
後円部 2019/5/2前方部(南側の道路から)登り口無題
前方部西側裾から(奥に後円部)前方部南端部分を東から前方部から後円部後円部から前方部
後円部墳頂の埋め戻し跡?北側に上り口ありくびれ部分を東側から説明看板
コメント (2)
yuki1949 - 2017/10/01 22:37:14

北側の登り口を見つけましたが、メスリ山同様に、ヤブ蚊の猛攻で断念しました。

arayo - 2010/01/24 05:57:50

橿原考古学研究所が再発掘を行なった後訪問。シートが被せてあり今後も調査は継続される雰囲気。2010年1月23日

近くの古墳